PROJECT

静岡発!ランデブー プロジェクト

[仕組み]
①プロジェクトの運営進行や販売・広報活動
②協働作業とモノづくり
③メーカーのセレクトとディレクション
④参加アーティストのセレクトとディレクション

月1回の全体会議の開催、個別のミーティングでのコミュニケーションを重ね、それぞれの役割やすでに持っている技術を活かしつつ「作ったことのない」「見たことのない」商品の開発を行います。







   

日豪交流年の一環で、今年度の静岡発!ランデヴー プロジェクトは2名の豪デザイナーと1名の日本人デザイナーの計3名と、静岡市内のメーカーとのコラボレーションにより国際的な視野を取り込んでの商品開発を行います。
テーマは「旅館のスタンダード」です。

良い旅館には、身体をリラックスさせるお風呂、目にも口にも美味しい料理、居心地の良い佇まいや風情、最高のホスピタリティがあり、旅館そのものが日本の住空間の最も洗練された場所であるともいえます。その旅館に置かれてスタンダードとみなされる美しいデザインの商品群は、一般家庭においても新しいスタンダードとなり得ると仮定し、国内外の感性が宿る、息の長い商品づくりをプロジェクトを通じて行います。

参加クリエーター:ステファン・リー/トレント・ジャンセン/酒井俊彦
期間:2006年6月~2007年3月
商品完成予定:2007年2月以降

 

   
静岡発!ランデヴー プロジェクト2年目のテーマは、キッズ。
子どもたちの創造力や本質を見極める目を養うアイテムを作っていきます。
現在までに5つのチームが新しい発想に挑戦!各チームと取組をご紹介します。

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オレンジ、チョコレート、ストロベリーと、ほのかに香るリングをつけて遊ぶ、新しいタイプの積木です。
普段、香りをテーマに活動を広げるアーティスト井上尚子は、幼少時の記憶に香りが大きな影響を与えていることに着目しました。「ひとつだけでも楽しい香りの要素を、ふたつ、3つ同時に嗅ぐと新たな世界が広がるはず」と考え、「香りの足し算」を積木によって実現しました。

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平安時代の衣服の色彩美は、十二単衣のうちの五枚の衣の重ねによってセンスを競いました。 この組み合わせに四季折々の自然の風情を取り入れて着用すべき季節を定めました。
いろはかるたは、その重ねの色目と、伝統色そのものを知るための知育ツールです。

  s8
ナイフは右手、フォークは左手に。
手のカタチをした愉快な木のカトラリーが自然に教えてくれます。
中原英隆と岳南木工商会が練り上げた子どものためのテーブルマナー養成ツールです。

  s7
本来の雛人形の姿を思い描きながら、ひとつひとつをていねいにつくりたい。
そして現代の生活様式にあったコンパクトさをもたせたい。
小さいけれど昔懐かしい面影が感じられるおひなさまができあがりました。
桐の箱から出す時のときめき、ひとつひとつの小物をていねいに人形に飾るときのわくわく感をよりいっそう楽しめる雛人形です。

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昔から日本には「忘れな盆」またアメリカでは「オーバナイター」と言われた商品があります。
忘れ物をしないため、片付けのための道具でした。
幼稚園で必要な物、ポケットの中の物を片付ける事が出来る整理整頓のしつけを学べる知育ツール。

   
初めての静岡発!ランデヴー プロジェクトは、メーカー側もアーティスト側も作ったことがないもの、にこだわりました。
それぞれ未開拓の領域ながら、悪戦苦闘の末に晴れて出てきたものは、納得の一品ばかり。
早速ヒット商品になったものもありました。

 
微妙な曲線を描くひのきが素足にあたたかく馴染む、軽やかなフットウェア。
木の文化を敬愛してきた和工房みずとりの"げた"づくりのワザが、
アートのまなざしと出会いました。
国産ひのきの爽やかな香りフィトンチッドが足元をすっきり心地よく保ちます。
2005年、JETRO主催のユニバーサルクラフトジャパン12選に選ばれ
フランスでは「歌舞伎の隈取を想起させる」と好評を博しました。

 
もらったらうれしくて、あげる時もうれしいお土産小箱。
和三盆糖を使ったあと口のよい安倍川餅は、松柏堂が昔ながらの手仕事で丹念に
作りました。一人分が入ったシンプルな桐の箱は、開けるとそのまま器になるように考案。
才色兼備なギフトです。

 
木馬にはできなかったことをやってしまったロバ。
鞍にまたがってゆらゆら揺らしていると、ちょっとずつ前に進む。
世界一遅いけど、トコトコ一生懸命走ります。
動いたらいいなと願う子どもたちのちいさな冒険心を形にしました。
「少子高齢化社会への贈り物」をテーマに、新たなモノづくり文化の創造と情報発信を目指す
「2005とよたモノづくり大賞奨励賞」が授与されました。

 
部屋に揃えて置く時は木目の端正なチェスとの顔。
ポップな取っ手をひょいと持ってそのまま町に出かければ、
CDジャケットサイズのかわいいトートバッグ。
木工職人集団とアートディレクターのアイデアが生んだ、
連れて歩けるぬくもり家具です。

 
現代の和室から忘れ去られようとしている掛け軸に光を当ててみよう。
普段はお雛様のお道具をつくっているやぎ工芸の繊細な技が、
洗練されたモダンな掛け軸を作りました。
四季折々の景色をシンプルに映し出す三津間の画がさりげなく映えます。